球根の掘り上げ作業2023

#アルビチューリップ

5月13日の聖籠花壇です。全体的に葉は元気な緑ですが、小さ目の球根たちの葉が黄ばんできていたので堀り上げました。

この日はアルビレッジを囲むように植えられたポプラ並木の綿毛が雪のように舞っていました。カメラに収めようとしましたが、上手く撮れないもんですね。風に乗って大きな綿毛も飛んでいるので、練習中の選手にくっついたりしないのかな? と思いつつの作業です。

5月18日の聖籠花壇はまだまだ元気! 一方プランターの方は葉が黄ばんできています。今年もプランターと花壇を分けて掘り上げる予定でいますが、この分だとプランターが月末、花壇は6月の初めになりそうです。

▲プランターの方が先に葉が黄ばんできています
▲花壇はまだまだ元気! 枯れているものだけ掘りました。

5月27日、この日はプランターの球根を掘り上げました

▲葉がほとんど枯れています。さあ、掘るよ!

枝葉や根をはずし、次々と球根を掘っていきます。お手伝いにきていただいた方は以前にも植栽などでお手伝い頂いただけあって、サクサクと作業が進みます。ありがたや!!

花壇の方はだいぶ葉が枯れてきているものが増えてきましたが、まだ葉が青いものもあり、もう少し様子を見て翌週に掘り上げようと思います。

今年は春が早い分、梅雨入りも早まるのか、まとまった雨が週末にかけて降りそうな予報。なので予定を少し早めて6月1日に花壇の球根を掘り上げました

まだ葉が青いようにも見えますが、開花時と比べるとだいぶ黄ばんできています。

完全に枯れていると、掘り上げのときに茎や葉が取れてしまうのですが、そこまで枯れていない場合は、葉を付けたまま掘り上げます。生産者さんに聞いた方法ですが、完全に枯れるまで待つと高温多湿で球根が腐敗することがあるので、それを防ぐためと、枝葉を付けたままの球根は、葉が完全に枯れるまでは葉が光合成し、球根に養分を送り続けてくれるそうです。

枝葉が外れるものは外して、外れないものはそのまま堀り上げて乾燥させます。

枝葉を付けたままの球根は、乾燥の途中で蒸れないように場所を入れ替えしながら1週間~10日ほど乾燥させます。その後枝葉や根を取ります。乾燥していると簡単に外すことができます。球根の状態になったらさらに1週間ほど乾燥させます。

▲掘り上げから1週間ほど経過したところ

ひと手間ありますが、花壇では完全に枯れるのを待つより、この方が球根の腐敗が少ないように感じます(チューリップ畑ほど水はけが良くないからですね)。

どんどん掘り上げていくと団塊状になっているところがあり、まわりの土を掘って少しずつ球根を外していきます。

▲これが団塊の世代……外側からそっと外していきます。

ちなみに、育った球根は親球のまわりに付くものが多いですが、中には親球の下に茎を延ばして育つものも。このようにドロップしているものもありますので、球根に付いている根の下にも注意が必要です。堀上後に土を浚うと球根が出てくるのは、このドロップしたものが残っているからです(プランターなどでも同様です)。

水分量を控えめに育てると、水分を根が求めるからか、ドロップが多い傾向が見られました。過湿で球根が蒸れて腐るのを防ぎたいですが、少なすぎてもダメ。この加減が難しいですね。

ドロップした球根は、球根の付く位置が違うだけで、他の球根と一緒にしてOKです。

作業が進んで、今年の花壇のトレンド(?)はぐれアルビの掘り上げです。

花壇のブロックをずらしてみると、はぐれ君は花壇の内側に球根があり、ブロックの隙間から花壇の外へ育ってしまったことが分かりました。が、これが掘りにくいのなんの! 球根の位置が不明なので枝葉を外さずに掘るしかありません。ちょっとずつ土をかき分けて掘りだしたその姿は……こちらです!

▲どーいんだて、おめさん! ど~してこんげなったんだて~?

この掘り上げた球根たちはそれぞれ乾燥させて枝葉を取り、最終的に大きさ別にしてカウントし、秋まで風通しがよく日の当たらない場所で保管します。 さあ、今年の出来はどうでしょうか!?

▲だんだん目がおかしくなってくる仕分け作業……そろそろ選別機がほしい。
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