2023年4月22日の聖籠花壇

#聖籠花壇

アルビレックス満開宣言~!

先週はまだ蕾が青い状態だったアルビレックスも、この日は全て満開で出迎えてくれました!

今年は春が早くて、桜もあっという間に終わってしまいました。チューリップも全体的には早めの開花でしたが、その後の気温が低かったこともあり、今年はとても開花時期が長くなっています

風が冷たいものの天気が良く、チューリップ日和とでも言いましょうか、太陽の光にアルビオレンジが映えて、ついシャッターを切る手を止められません。だってウチの子たち可愛いんですもの! ちょっとご覧になって!(完全にオカン目線)

▲左手前が花壇の外に飛び出した「はみ出しアルビ」。元気に咲いております!
▲花弁に太陽の光が透ける感じもステキでしょ?

さて、撮影会もほどほどに。

本日はモザイクウイルス罹患株の抜き取りをしました。花弁を見ると分かりやすいのですが、オレンジ色の花弁に黄色く模様が入っているものが罹患株です。他のチューリップでは違う色や白くモザイク模様が出たり、葉にも白くモザイクが入ってしまう病気です。

花に模様が入る程度ならいいのですが、葉に模様が出ると光合成を阻害してだんだんと株を弱らせていきます。主にアブラムシやネズミなどが媒介し、球根にもウイルスが残ることから、球根ごと抜いてしまいます。気づかず植えると翌春にもウイルスが入った状態で成長するためです。残念なのですが、抜き取った花は切花として活けさせてもらい、球根はここでお別れします。

アルビレックスはチューリップの品種としては大きく太らせるのが難しい品種です。1つの球根から大きい球根が1つ育つ品種もあれば、2~3球に小さく分かれてしまう品種もあり、アルビレックスは後者のタイプです。数を増やすことはできるのですが、それをひとつひとつ大きく育てるのにとても時間がかかります(これが出荷量が増えない要因でもあります)。

なので、ここでキチンとウイルス罹患株を抜かなければなりません。

とはいえ…せっかく育ったアカデミークラスの子たちなのにな……と涙をのんで抜き取りしました。

アルビレックスの開花時期もあとわずかとなってきました。今週は週半ばに雨風があるので、ここで花が終わらなければ月末まで保つかもしれません。ぜひ聖籠花壇に足を運んでいただいて、アルビレックスを見て楽しんで、そして思う存分、撮影会していただきたいと思います。

もし、写真をTwitterに載せる場合は「#アルビチューリップ」のハッシュタグを付けてシェアしてくださいね!

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