聖籠花壇の植栽 ~秋の植栽2021①~

#秋の植栽

2021年11月7日の聖籠花壇です。先月末に整備した花壇にいよいよアルビレックスを植えます。

▲花壇の土を再度耕して、ちょっと腐葉土を追加しました。

昨年は球根を植えた後、カラスに浅く植えた球根をほじくられたこともあり、今年は上掛け用の土として、植える前に花壇の土をすくい取り、ビニールシートに採り分けておきました。植えたあとに土を掛けて深さを確保する狙いです。

今年、聖籠花壇に植える球根は全てミニサイズ。当プロジェクトではアカデミー部門「中学生サイズ」「小学生サイズ」と呼んでいる、市販の球根の半分くらいのサイズです。小学生サイズは花が咲くかどうかのギリギリ瀬戸際サイズ。

▲左が「小学生」サイズ、右が「中学生」サイズの球根。お分かりいただけるだろうか…

今年の聖籠花壇は育成専用! と割り切ったのには理由があります。

来春の開花時に練習見学等などが再開されるか分からないこと。 そして、アルビレックスというチューリップが成長に時間がかかり、小さい球根が増えやすい(分球しやすい)品種であることが分かってきたからです。ここで小さいサイズの球根をしっかり育ててみよう! と、花壇を育成専用にしました。

ちなみに、昨年まではモグラ&ネズミ対策として、大きいサイズの球根には黒いコンテナを使用していました。土の中の通り道から球根を荒らされないように、黒いコンテナの半分を土に埋める形です。しかし今年は育成球根のみ。小さいサイズの球根ですから、土中にあるモグラ&ネズミの通り道まで深さが達しないだろうと踏んで、コンテナは使用しないことにしました。

問題となるのは、この小さいサイズの球根ばかりで約400球。どうやったら効率よく花壇に植えることができるのか?

そこで登場したのが650型プランター! 耕して平らに均した花壇の土に、プランターをひっくり返して上からギュッ! あ~ら簡単! 植栽スペースをマーキングできるってワケですよ!

▲プランターの使い方としては完全に間違っている気がしますが、気にしない!

マーキングしたエリア内に植える(プランターに植えるのと同じ要領)という手もありますが、ここではマーキングされた線に沿って植えることにしました。球根を育成路線にするなら、マーキングしたエリアは空けておき、冬と春に施肥しやすいようにするためです。

▲ミニサイズとはいえ、400球。花壇の向こうとこちらから、順に植えていきます。

球根の頭が土の上にでない程度に植えて、まわりの土を寄せて掛けます。上の写真くらいまで作業が進むと、植えてあるけどそんな風には見えませんね…。

最後にブルーシートに採り分けておいた土を掛けて、土を均します。花壇に柵を立てて(柵は雪の前には片付けます)、水やりして作業は終了!

▲柵が無ければ植えてあるとは分からないのがちょっと寂しい…

1週間もあれば、球根は土中で発根します。その成長を待って、来月の雪が降る前に一度施肥し、雪解け後に再度施肥します。チューリップは本来そんなに肥料を使わなくても花が咲きますが、球根を育てるために、花後にも施肥します。植え付け前に入れる肥料を少量ずつ分けて行う予定です。

…来春の花壇はどんな風になるんでしょうね? どれくらい花が咲いて、どれくらい球根が育つのか……何年もやっている事ですが、毎度手探り状態です。天候に恵まれるかどうかも分かりません。それでも、私たち「みんなのアルビレックス」は今年も花壇に植えられました。来春の開花を願うばかりです。

そして来週はプランター50基へ一気に植栽予定です。晴れてくれ!

アルビレックスの植え方については、下記の記事をご参考にどうぞ!

球根の植え方 ~植え付けから開花まで~
チューリップの1年 チューリップは球根から育つ「球根植物」です。秋に植えて・春に花が咲く、を球根をベースに繰り返します。ここでは「球根を植え方」と「チューリップの開花まで」を順を追って説明していきます。 チューリップ「アルビレックス」に限ら...
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