私たちのホームスタジアム「デンカビッグスワンスタジアム」にアルビレックスを咲かせる! という名前の通りのプロジェクト、それが「スワン大作戦」。
アルビレックスの愛称をいただくチューリップだけに、ホームで多くの方に見て・知って・楽しんでもらいたいもの! 県立スポーツ公園内に直接植えることが難しいので、毎年この時期にプランターを設置させてもらっています。
ホームゲームの日程により例年より少し早く動き出した「スワン大作戦2024」。いつもであれば4月初旬に設置するところ、今年は3月31日にプランターを設置させてもらいました。
設置させてもらったのは夕方。ちょっと曇りがちな天気でしたが、プランターを設置させてもらう場所の草取りをし、プランターを並べてふと見ると、雲の間から夕陽が差していました。今年は春が早いという予想を寒の戻りが裏切り、まだまだ開花に遠い状態のアルビレックスたちを、とても柔らかく照らしてくれていました。
4月7日のセレッソ大阪戦(設置後1週間)では、当初より背丈が伸びているのが分かります。1週間でここまで一気に育つのが、この時期のチューリップ……さすがアルビレックス、伸びしろしかないな!
さらに4月13日のコンサドーレ札幌戦(設置後2週間)では、蕾が見えてきました! 青紫のムスカリが先に咲いてアルビレックスを待ってます。早いところではすでに開花しているので、もうすぐ!
アルビが勝てば咲くという噂のアルビレックス。4月20日に京都FCに勝利し、見事開花!……とかドラマチックだと分かりやすいんですけど、気づけばひっそり開花しておりました。開花宣言出せず仕舞いで、ちょっと残念……
開花後は天気にもよりますが、1~2週間ほど花を楽しむことができます。1年365日のうち、たったの10日前後。ここにホームゲームの日程が合うかどうかは日程くん次第ですが、今年はギリギリ4月27日のFC東京戦が合いました。(さらに翌日はレディースの試合、翌々日にはカナール彩2024も!)
このホームゲームがチューリップの開花期とバッチリ合う場合、クラブの許可を得てチューリップで遊ぶイベントを行うのですが、今年はうまくかみ合わず、断念しました。できれば毎年やりたいところですが、こればかりは天候と日程くん次第……(日程くんたのむよほんと!) 昨年にはこんなイベントを行うことができました。
そして、花が終わりを迎える頃、プランターの花を摘んで撤収します。
4月30日、ちょうど設置から1カ月。すべてのプランターを撤収し、ゴミや草取りをして完了! オレンジ色がないと、なんと寂しいことでしょう…
スワン大作戦のプランターたちは聖籠アルビレッジに戻って、これから約1カ月ほどかけて球根を育てます。育った球根を掘り上げ、乾燥させて、また秋に植えます。そして、また春にビッグスワンに帰ってくる……寂しいけれど、また、来春のために頑張りたいと思います。
最後に、毎年お世話になっている、県立スポーツ公園事務所のみなさまに心より御礼申し上げます。