2021年7月31日の聖籠花壇では、この春に花を咲かせたプランターの土の処理を行いました。上の画像にあるように、ただひたすら、プランターの土をふるって、ふるって、ふるいまくりました。
プランターの土は前年に使用した土(やはり天日干ししたもの)に腐葉土や赤玉土、不足分に培養土を足したものです。秋から春までチューリップを育ててくれたものですが、その栄養分などはほとんど残っていません。
これをふるいを使って鉢底石と土にふるい分け(土に残った根や残骸などは捨てます)、それぞれを半日ほどかけて天日干しします。こうすることで土などに残った雑菌や虫などを一掃することができます。いわば植物の布団を干しているようなものです。
チューリップの球根を掘り上げたあとであれば、梅雨時期をのぞき、いつでも作業はできるのですが、何せ40基以上のプランターの作業となると……4人がかりで半日作業となりました。
夏場の作業は大変ではあるのですが、夏の暑さが乾燥を早めてくれるというメリットがあります。夏前であれば2~3日かかる乾燥も、夏場なら半日~1日で済みます。
といっても、本格的に夏を迎えた7月末は暑さもひとしお。木陰で土をふるい、土が溜まったら日向のブルーシートに広げ、30分おきに土の上下を入れ替えて日に当てます。乾燥の終わったものから土のう袋に入れて保管します。
幸い、この日は風があり、木陰で作業する分には気持ちのいい日でした。
土を再生せずに、毎年新しい培養土を使って植えることもできますが、残土を処分できないことと、予算的にも毎年購入するというのは難しいという理由から、出来る限り再生して使用しています。
また、天日干しせずにそのまま使うのはリスクがあります。チューリップの根や球根の残りや、残留菌、いつの間にか入り込んだ虫などが土に残っていれば、次に新たな球根を用意しても病気やカビの原因になるからです。
土を空けたプランターは鉢底すのこも含めて水洗いします。これも天日で乾かして重ねて収納! あんなにあったプランターが片付いてスッキリ! とはいえまた次の春になるとプランターがズラッと並ぶんですけどね…
次にこのプランターを並べて球根を植えるときには、コロナ感染症はどうなっているのだろう、アルビはどうなっているんだろう? などと話しつつの作業でした。ちなみに、一番盛り上がった話題がホリゴメユウト選手の活躍だったことを忘備録的に記載しておきます。