スワン大作戦……それは、チューリップ「アルビレックス」を我らがホーム・ビッグスワンで皆さんに見てもらおう! という非常にシンプルな作戦なのである……
3月30日に県立スポーツ公園(以下、県スポ公園)の方に許可をいただき、アルビレックスを植えたプランターと、彩りにムスカリを植えた小さいプランターを搬入しました。

毎年4月半ば(17日位が多いかな)に開花するまでの約半月、ここの日当たりのいい場所で過ごしてもらいます。
このとき、まだ背丈は10cmちょっと。大きいサイズの球根の株は葉が3枚出ているところです。

少し日を置いて、こちらは4月13日の様子。写真手前のムスカリが咲き始めてきました!
この日は横浜FC戦。アルビレックスの開花にはちょっと早く……次週、京都戦では咲くはず!!


2025年のスワン大作戦は、昨年にならい、例年より1週間早い搬入でした。
アルビレックスの開花時期と4月19日の京都戦が合うので、うまく見頃が重なるように暖かな(聖籠花壇と比べて、ですよ)県スポ公園にお引越しした次第です。昨年と同じタイミングで、同じ京都戦というのは不思議な気分。
ところが、4月に入ってから春が足踏み! なかなか晴れ日や気温が上がる日が続かず、チューリップの成長も遅れ気味に。
例年なら17日前後の開花ですが、このままで、果たして19日の京都戦に間に合うのか……!?
そして、4月19日・京都サンガ戦……

咲いてた!!!
ほんの2、3輪ですが、間に合いました!!!
開花時期と試合日が合うかどうかは日程くん次第。そして開花するかどうかギリギリだった今シーズン……チューリップイベントは組んだものの、肝心のアルビレックスが咲いてくれないと話になりません。 →イベントの様子はこちらから
咲いてくれて良かった!
咲いていないアルビレックスたちも、ほんのり色づくつぼみもあり、晴れれば次々と開花しそうな雰囲気です。
朝は雲が重い天気でしたが、お昼頃から強い日差しで気温も上がります。お陰でイベント終了後にプランターを見ると、開花が進んでいるのが見えます。

翌朝に様子を見てみると、さらに開花が進んでいます。
この日はアルビレディースの日テレ・ベレーザ戦。アルビのオレンジで少しはビッグスワン周辺を華やかにできたかな?



チューリップは春のほんの2週間ほどしか花を見ることができません。
それでも、我らが「アルビレックス」の名前を冠するチューリップを、アルビレックスのホームゲーム時に少しでも多くの方にみていただきたくて始めたこのスワン大作戦。気づけば7シーズン目に突入していました。
日本唯一、サッカークラブの名前を愛称にいただくチューリップ「アルビレックス」。
人気は高いのですが、なかなか出荷量が増えにくい品種で、「チューリップを自ら見に行く」方でないと目にする機会がありません。
新潟はチューリップの名産地であり、サッカーやバスケ・野球などのスポーツ以外にも誇れる「アルビレックス」があるということを、こうしてホームゲームで皆さんに見て・知っていただくことがとても大切だと考えています。
さらに日を置いて4月28日のアルビレックスたち。
満開のシーズンを過ぎ、すでに半分ほどは花が終わっています。

夕暮れ時というのもあり、人も少なく寂しい気分になりますが…最後の力を振り絞って咲くアルビレックスの懸命な姿がいじらしくもあり……

花が終わった後は再び聖籠花壇へ帰って、ひと月ほどかけてゆっくりと球根を育て、この球根がまた来春のスワン大作戦へつながって行きます。
5月2日に花の終わったプランターを県スポ公園より搬出し、スワン大作戦2025は終了です。
最後ではありますが、毎年快く許可をくださる県立スポーツ公園事務所の皆さまにお礼申し上げます。
また、来年!