昨年秋に球根を植えてから約5カ月。
3月16日の聖籠花壇です。
そろそろチューリップの葉が顔出している頃と思い、肥料をやりに聖籠花壇に来てみると……何か風景が違うような?
それもそのはず、昨年まで草刈りしていた花壇周辺が人工芝で覆われていました。

でも、なんか違和感。やけにモコモコしているような……と花壇を見ると!

なんじゃこりゃぁぁぁぁ~~~!!!
チューリップの状態を見るより先に、土の山が目に飛び込んできます。ものすんごいインパクト!
この土の山を作った犯人は、モグラ!
土の中を掘り進むモグラは、掻いた土を地上へ山のように盛り上げて排出します。普段はその辺に小山をいくつも築いていますが、花壇周辺が人工芝で覆われたことで排出先を失い、花壇に大山を築いた、という訳です(なので人工芝の継ぎ目などにも山が……)。

例年、このモグラと、モグラが掘った穴を伝ってネズミが出没し、花壇やプランターの球根をかじってしまいます。その対策として、昨年秋は花壇内に黒コンテナとプランターに植えて設置しました。
でもまさか、こんな大山ができてるとは!
アルビレッジの方に話を聞いてみると、待っていたのは驚愕の事実……
「あのモグラねえ、天然記念物なんだよ」
天然……え? ってことは、捕獲も駆除もできないんですね!?
と言ってもねえ……こちらも花壇にアルビレックスを植えている手前、土の山の中に芽があるので放っておく訳にもいきません。モグラを移せないなら土の山を移すしかない!
土を移してよい場所をアルビレッジの方に確認して、せっせと土の山を片付け、肥料を与えてこの日のは作業完了!

ちなみにちょっと気になって調べてみたら…日本固有の「ニホンモグラ」がいて、このカテゴリには新潟固有の「エチゴモグラ」や「サドモグラ」がいるそうで、特に大型種のエチゴモグラは絶滅危惧種に該当するんですね。大型種かあ……そりゃあんな大山作れるんだもんねえ……
天然記念物(しかも絶滅危惧種)がいるクラブハウスなんて、そうないでしょ! もう、アルビモグラと呼んで、気長に付き合うことにします。

3月30日の聖籠花壇です。
半月前には3cmほどのサイズだったのに、スクスクと倍以上のサイズに成長しています。あと半月ちょっとで開花まで進むので、この時期の成長のスピードにはいつも驚かされます。

茶色のプランターの前に顔を出しているのは、アルビモグラの土の山から救出された2株。ちょっと葉先が傷んでいますが、懸命に頑張っています。

プランターの方もネズミの被害もなく、こちらも順調!
この日は スワン大作戦 のため、一部のプランターを県立スポーツ公園に搬送します。開花まであと半月。今年は例年通りの開花なら、4月19日の京都サンガ戦で皆さんに見てもらうことができると思います。開花が待ち遠しいですね!